発達障害な私のあれこれ

「普通」になりたい 発達障害と診断されたアラサー女 「頑張ろう」と「もうダメかも」を行ったり来たり。生きる道を模索中。

2回転職してわかったこと

毎日毎日、適職について考えている。
まだ、答えは見つかっていないが転職してわかったことはある。

1社目:10人規模の卸売り業の会社の事務
2社目:100人規模の製造業の会社の事務
3社目:IT特定派遣プログラマになる前の人

この中で一番仕事がしやすかったのが1社目。
一番昔なので多少美化されているところがあるかもしれないが、それなりに理由もある。

キーとなるのは、私がADHDアスペルガーの両持ちという点だ。
ADHDで飽きやすいが、アスペルガーで変化を好まない・柔軟に対応できない。
もちろん、マルチタスクも苦手。

1社目は、人数が少ないので、業務の幅は広い。だが、事務なのでルーティンワークが基本。
一日の中でずっと同じ作業が続くことはないので、飽きの限界を感じることはほとんどなかった。
電話対応に慌てふためくときもあったが、事務が対応できる範囲は限られているので、わからない内容は営業に丸投げできるのでよかった。対応が終わって、何やってたっけとなることは多々あったが…

2社目は、規模が1社目より大きい分、業務が細分化され、一つの業務に対してボリュームが大きいので、時間がかかる。
なので、永遠と同じ作業が続き耐えがたくなってくる。
電話がかかってくる量も1社目より桁違いに多かったので、それもつらかった。
この仕事をしていて何になるのか、このまま年をとっていくのが怖かった。

1、2社目が事務職で給料があまりにも低かったので将来が不安になり、興味のあったIT業界に飛び込んだ。もともとPCに詳しくなく、職業訓練で少し学んだ程度で。
思考がだいぶ浅はかだったようで、ここ1年ほどで髪の毛がだんだん薄くなってきた(真剣に)自分の頭が周りのレベルと余りにもかけ離れていて毎日泣きそうになっている。
まず、ワーキングメモリーが大きさが違いすぎる。説明を聞いて一生懸命メモをとっている人なんていない。メモをとらず、スムーズに業務に入っている。
コミュニケーション能力も高い。時にわかりやすく説明したり、時に熱く議論している。

今はまだ、開発中のシステムが期待通り動くかテストをしたり、お手伝い的な簡単なことをしているのだけれどもそれでも苦労している。技術的な部分は何もまだ身につけておらず、何か得るまではと思い、しがみついている。一日後、一週間後、一ヶ月後の自分はどうなっているかわからないけど。

脱線しそうなので話を戻して、マルチタスクの部分の比較はというと、
事務職はそれぞれの業務が同時並行で進むことは多々あるが、それは書類のファイリングや付箋、パソコンのタスク管理でなんとか対処することができていた。(と思う)
事務の種類にもよると思うが私がしてきた事務は、一つの業務の中でインプットとアウトプットは一直線で流れ、マルチタスク的要素がなかった。インプットとなるデータ元(書類やエクセルファイルなど)が3個以上なんてほとんどなかったし、ここのデータをあそこに入力してといったシンプルなものばかりだった。

一方、現在の仕事は、インプットとなるデータが多すぎる。どれを使えばいいか正解がわからない、探すだけで時間が過ぎていったりする。アウトプットも間違いはあっても正解は一つではなく、正解の幅どころか、奥行きまである。
白黒はっきりさせたいアスペルガーの私にとってつらい。曖昧な部分が多すぎる。

話のまとめとして、
学生時代、一問一答式は得意であっても、実力テストがボロボロだった私にとって、総合職の仕事はレベルが高すぎて無理なようだ。だが、金銭的にも年齢的にも今更一般職には戻る気になれないし、もはや戻れる気もしない。

完全に体を壊すまで自問自答が続きそうである。